おはようございます、院長の只野です!
テレビCMで『スマホっ首』なんて言っているのを聞いた事はありませんか?スマホを使いすぎて起こる体調不良のことを【スマホ症候群】と言います。今日はこのお話をしていこうと思います。
先日こんな方が来院されました。
30代の女性で、朝起きると首から右肩にかけて痛みが出ていたとのこと。仕事を休むほどではなかったので出勤しパソコンで事務作業。
休み時間に携帯小説やスマホのアプリゲームをした後から痛みがひどくなり、ご来院・・・という内容でした。
体のチェックをしてみると当然首や肩回りの筋肉は固くガチガチ。次に背中から足までチェックすると、腰痛はないようですが腰で動きが良くない場所を発見。
『これはマッサージで治るものじゃないな』と判断し、患者様に体の状態を説明しました。
今や切り離せない存在【スマホ】
10代~30代は約90%、60代でも55%がスマホ持ちとなっている時代。電話やメールだけでなく、SNS、ゲーム、ニュース、情報収集、ショッピング、仕事・・・スマホを触らない日は無いという人も多いですよね。『スマホ依存症』という言葉もあるくらい、現代人からスマホは切り離せない存在になりました。
こんな姿勢はNGですよ!
イスに座って下を向いてポチポチ。こんな姿勢で使っていませんか?これじゃ首に負担がかかるのは一目瞭然ですよね。
そうならないオススメの姿勢はこちらです。
・わきの下に拳をいれる
・肘は自然に曲げる
・座るときは足は組まないようにする
机に肘を立てる姿勢も首への負担は少ないのですが、肩甲骨が前に出て、腹圧も下がり、首以外へ負担がかかります。
『スマホが大きいから片手じゃ操作できない』
『慣れない姿勢長時間続けられない』
なんて声もあがりそうですが、この姿勢をずっと取り続けろという事ではありません。むしろ同じ姿勢を取り続けることはよくないです。
首や腰に負担がかからない姿勢を知っているかどうかが大事なのです。それでも痛くなってきたら簡単なストレッチがあります。道具も広いスペースもいりません。
①肩をすくめます。
②その状態をキープして(数秒~10秒)
③一気に肩の力を抜いてストン、と落とす
これを数回行うと筋緊張が少し和らぎます。ひどい場合は効果が出ない事もありますので、そのような場合はご相談くださいね。
今回の患者様には症状がでている場所と動きが悪い場所に施術をして、日常生活でのポイントをお伝えしました。マッサージを受けてもその時は気持ちよくなりますが、日常生活のクセ(悪い使い方)のほうが強いのですぐ元通りになってしまいます。
自分のカラダがどんな状態なのか、気になる方はお気軽にご相談してくださいね!