【要注意】スキー、スノボでケガをしない為のポイントとは【骨折・脱臼】

おはようございます。院長の只野です!

今週末から来週は都心でも雪予報が出ていますね。帰省や旅行の予定がある方は、寒さ対策と交通情報をよーく確認してからお出かけしてください!

さて、冬の旅行といえばスキー・スノーボードといったウインタースポーツを楽しむ方も多いと思います。実はゲレンデでのケガって結構多いんです。初心者の方、若気の至りで無茶な滑りをしてしまう人などが大半でした。

スキー場のパトロール隊と連携してケガ人を施術する【ゲレンデ接骨院】という、全国にも数か所しかない環境で2シーズン院長をさせていただいた私の経験からゲレンデに行く際に気を付けてほしいポイントを簡単にまとめました。ぜひご覧ください!

服装に気を付けて!

スキーやスノーボードは結構お金がかかります。ゲレンデに行くまでの交通費やリフト券代、ボードやブーツを持っていなければレンタル代もかかります。そのせいか、帽子やヘルメット、ゴーグル、ネッグウォーマー、グローブなどの小物を身に着けていない人が多いんです。

これ、めちゃくちゃ危険です。

・転倒して頭を打って記憶が飛ぶ

・前かがみに転倒した拍子に板が後頭部に当たってぱっくり切れる

なんていうのはよく見かけるケガです。こういったケガでもヘルメットや帽子があれば大きな被害は受けにくいです。

同じスキー場内でも、滑るコースによって標高が違い、天候もガラッと変わります。ゴーグルが無いと目が開けられないほどの暴風雪になることも結構あるんです。

大雪

ゴーグルも持っているのに装着しないで首から吊るしたり頭に付けたりしていると、いざ装着という時に曇って見えない!なんてことにもなります。

グローブも重要です。寒さ対策はもちろん、手をアクシデントから守る役目もあり、グローブなしで手をついて休んでいるその上を板が通過して、指がぱっくり、なんて事もありました。頭、顔、手はしっかり守りましょう!

準備運動は超重要!

『板に乗って滑っているだけだからそんなにキツいわけないだろう』

と思う人いるかもしれませんが、そんなことありません。結構疲れます。太ももの前後やスネ、お尻なんかは、数本滑っただけでもパンパンに張ってきます。

太もものウラを伸ばすストレッチをひとつご紹介しましょう

・伸ばしたい足を一歩前に出してつま先を上げます。

ももうらのストレッチ

・お尻を後ろに突き出すようにして、腰を前に倒します。

ももうらストレッチ2

これで太もものウラがピリピリ伸びている感じがあればストレッチ成功です。

もしケガ人を見かけたり、自分がケガ人になったら・・・

もちろんそんな状況に出会わないのが一番なのですが、万が一出会ったときの為に覚えておいてください。損はしません!

①まずは人を集める

近くの人に声をかけて気づいてもらいましょう。友人じゃなくても近くにいれば誰でもOKです。自分がケガの本人だと苦しいかもしれませんが、なるべく目立って助けが必要だとアピールしてください。

叫ぶ

②ゲレンデスタッフに連絡する

近くにパトロール隊員がいればいいですが、広いゲレンデでそんな偶然は期待できません。リフトの乗降り場、近くのレストラン、喫煙所や休憩所だったら誰かスタッフがいるはずです。パトロール隊を呼んでもらいましょう。

やってはダメなのが救急車を呼ぶことです。焦って119に連絡したい気持ちもわかりますが、今連絡してもどうしようもありません。パトロール隊の皆さんは救助技術も滑走技術も超一流です。パトロール隊員が到着するのを待ちましょう。

パトロール隊の皆さんと
パトロール隊の皆様と。胸と背中の十字マークがカッコよかったです!

こんな経験をしたことがあります。

転倒した友人をみて、パトロール隊を呼ぶという考えが思いつかず慌てて119に連絡。

その後『うずくまってる人を見た』と、別の人がパトロールへ通報。

隊員が現場に着くと、痛がっているが意識もはっきりして外傷も特にないケガ人を発見。

念のため救護室で休憩をしているとゲレンデの麓に突然救急車が到着。『誰が呼んだんだ!?』という流れに。

結局搬送はせず、救急車の無駄遣い・・・。

こんな風に情報が交錯して混乱の元になります。

ケガ人はパトロール隊に救護室やパトロール室まで運んでもらって、柔道整復師や看護師、医者などが在中しているゲレンデならば応急処置をしてもらえます。そういった施設がない場合はゲレンデ近くの病院に行くか、地元に帰ってから病院に行くかの選択になります。

『泊まりで来ているしー、痛くないしお金もないんでー、病院も応急処置も大丈夫ですー』

と言って処置を断って、宿でお風呂にゆっくり浸かって友人とガンガンお酒を飲んだ挙句、夜中に症状が悪化して救急車を呼ぶ、という人も経験しましたからね。呆れるのを通り越して笑っちゃいました。

自己判断で終わりにせず、どちらにせよ早めに病院に行くのをオススメします。

ゲレンデでは施術を受けず麓の病院でレントゲンを撮った方です。

 

大きな転倒などの身に覚えがなくても、繰り返し転んだり手をついたりすることで首の痛み、腰痛、手首の痛みなどが遅れて出てくることもあります。
そんな時はゲレンデでケガをたくさん経験してきた当院にぜひお任せくださいね!

ただのサポート接骨院