こんにちは。院長の只野です!
長野県の白馬乗鞍岳で雪崩が起こり、外国人2人が雪崩に巻き込まれて死亡というニュースが報道されました。
このニュースを見た時に思ったのは『あ~・・・また外国人がやっちゃったのか…』という感想でした。
私は以前、長野県の北志賀高原というスキー場のゲレンデ接骨院で院長をしていました。
ゲレンデ接骨院というのはスキー場のパトロール隊と連携して、転倒・落下・衝突といったケガ人の応急処置をする場所です。
《スキーで転倒して腰を打った》
《スノボで転んで手をついて骨折した》
といった患者さんが日々大量に運ばれてきていました。
そこで同じように外国人の方が雪崩に巻き込まれて死亡するという事故を経験したことがあります。
今回の雪崩事故、スキー場内で起きた事故ではなく、バックカントリーと呼ばれる整備されていないスキー場の管轄外(コース外)を滑り降りるという危険な滑り方で起きた事故なんです。
事故に巻き込まれた外国人の団体は県から撮影依頼を受けて滑っていたそうなので、
「観光協会へ少しでもいい写真を・・・!白馬の雪山の魅力ある写真を・・・!」という気持ちもあってバックカントリーを選択したのではないでしょうか。
当時雪崩注意報も出ていたそうですがそこは滑走技術に自信がある世界チャンピオンを引き連れた撮影チーム。
気をつければ大丈夫だろう?という甘い考えも少しはあったのかもしれません。
私の勤務していたゲレンデではコース外を滑ろうとなにやらコソコソしている外国人と、
「そんなのバレとるで(怒)」とコース外滑走をなんとか阻止したいパトロール隊員とのバトルもしばしば起こっていました。
これからゲレンデへスキーやスノボを滑りに行こうと思っている人がいれば、ケガや自分の命を守る為にこの3点だけは気をつけてください。
①コース外は絶ッッ対出ないように!
②保険証はコピーでいいから持っていく事!
③頭を守るためにヘルメットオススメ!最低限ビーニー(ニット帽)は被る事!
ゲレンデ接骨院時代、大量のケガ人を見てきた私からのささやかなるアドバイス是非お聞きいただけると幸いです。
しっかり準備して楽しいゲレンデの思い出を作ってきてくださいね!