【スポーツ障害・ケガ】ふくらはぎの肉離れへの施術例

こんにちは!院長の只野です。

10月末からマラソン大会が続々と開催され、本格的なマラソンシーズンが開幕になりました!

私も10/30に開催された横浜マラソンに出走して無事完走できましたが、ラスト5キロでふくらはぎが攣ってしまい思い通りの結果とはいきませんでした…。

今回は私と同じふくらはぎを痛めてしまい、攣るより最悪な肉離れ(筋挫傷)となってしまった患者さんへの施術例をご紹介します。

肉離れとは?

肉離れとは四十肩やぎっくり腰と同じようないわゆる通り名で、医学用語では『筋挫傷』と呼称されます。

筋繊維や筋膜と言った筋肉組織が急激に伸ばされたり縮まったりする際に、一部もしくは広範囲の筋肉組織に損傷があると肉離れとなります。

筋繊維の一部に損傷があれば部分断裂となり、いわゆる肉離れ

筋繊維全体や広範囲に損傷がある場合は肉ばなれより酷い筋断裂と言われる状態となります。

case6:左ふくらはぎ肉離れの疑い

40代女性、片膝をついた状態から重いものを持ち上げようと力を込めた時にブチッと音が鳴った

・普通に歩けない
・脚を引きずるような形になってしまう
・怖くて痛めた脚に体重がかけられない
・患部を触ると凹んでいる
・足首を上下に動かすだけでも痛い

今回の症状は軽症(Ⅰ度)と重症(Ⅲ度)の間、中程度の状態(Ⅱ度)でした。

普段なだらかなはずのふくらはぎが突然ボコっと凹んでいるのを指で感じた時は血の気がサーっと引く思いをしますよ。これは怖い体験です。

アイシング、低周波&超音波のコンビネーション治療、手技療法の後にテーピング処置を行います。

テーピングの施術例

テーピング処置の間にまずはどの部位に痛みが出ているか、筋肉の形、損傷部位の大まかなイメージなどを蛍光ペンで印を付けます。

そのイメージに沿うような形でテーピング処置をして施術終了です。

肉離れで怖いのが再断裂です。治ってきたと思ってきた矢先、またブチッとやってしまい再治療・・・というのが本当に多いです。

「痛みがなくなってきたからもう治療お終いでいいか・・・」

と思ってしまう気持ちもわかりますが、痛みが取れても筋力やバランス能力は低下した状態のままという場合がほとんどで、この状態でいつも通り動こうとしたその瞬間・・・!!というのが再断裂のお決まりパターンです。

痛みが取れた後は運動機能改善のリハビリを行いますので、もう少し頑張って通院をしていただきたい所です。

当院ではそういった施術計画も初診時のカウンセリングできちんとお伝えいたしますので、不安な点や疑問点があればお気軽に相談してくださいね!

ただのサポート接骨院