当院のある旭区白根という地域は、小学校から高校までが近くにまとまっていて、スポーツ活動中にケガをしてしまった学生さんが多数来院されています。
野球、サッカー、新体操、陸上、水泳など、種目も様々です!
また、白根地区センターでもグラウンドゴルフ、ソフトボール、バレーボール、バドミントンなどが盛んに行われており、大人でもスポーツ傷害で通院されている方が多いです。
このページでは
- スポーツ障害ってどういうもの?
- スポーツ中にケガをしたらどうすればいいの?
- ただのサポート接骨院はスポーツ障害にどんな治療をしているのか?
といった内容についてお話ししていきます。
スポーツ障害とはどういうものか?
運動中に起こるケガのことをスポーツ傷害と言い、大きくスポーツ外傷とスポーツ障害に分けられます。
【スポーツ外傷】
ケガは突然やってきます!
スポーツ外傷とは大きな力が加わった時に起こるケガで、転倒・衝突・落下などが原因となり、骨折、脱臼、捻挫、打撲、軟部組織(肉離れや靱帯)の損傷などが挙げられます。
- バレーボールでアタックを打つためにジャンプして、着地した時に足をねじった
- 柔道で投げられて手をついたときに肩が脱臼した
- スノーボードで転倒し肩から落ちて鎖骨を骨折した
- ラグビーで下半身にタックルを受け膝の靱帯を切った
- 走っていてふくらはぎの肉離れをした
- バスケットボールでパスをキャッチミスして突き指になった
- 野球で背中にデッドボールを受け打撲した
- サッカーで競り合って相手の肘が鼻に当たり流血した
- 野球で守っていてボールが顔に当たり歯が折れた
例としてはこれらのものが当てはまります。
しかし、接骨院ではスポーツ外傷のなかでも流血や傷口がある場合や、頭部へのケガの場合は施術してはいけない決まりになっています。症状がひどい場合や、接骨院で手に負える範囲ではないと判断した場合、すぐに近隣の病院を紹介致しますのでご安心ください。
【スポーツ障害】
スポーツ障害は運動を繰り返し行うことで疲労や衝撃が蓄積して起こるケガで、疲労骨折や腱鞘炎など、様々挙げられます。
スポーツ障害は使い過ぎ(over-use)、使い方が悪い(miss-use)が原因で起きることが多く、リハビリが数か月におよぶこともあります。選手の「早くプレーに復帰したい」という気持ちをうまくコントロールするのも重要になってきます。
もしケガをしてしまったら?
スポーツ中にケガをしてしまったら、病院や接骨院にかかるまでの間に行っていただきたいPRICES(プライシス)処置というものがあります。この応急処置は損傷を最小限にするためにとても重要で、今後のケガの治りにも影響します。
- 患部の保護 (Protect)
- 患部の安静 (Rest)
- 氷で冷やす (Icing)
- 患部を圧迫する (Compression)
- 患部を挙上する (Elevation)
- 患部の安定・固定 (Stabilization/Support)
以上6工程の頭文字をとってPRICES(プライシス)です。
ケガに対する応急処置で以前はRICE(ライス)処置と呼ばれていましたが、近年はより効果的なPRICESが提唱されています。ぜひ覚えて実践してみてください。
「P」 保護(Protect)
患者の保護、患部の保護を行います。プレーが行われているフィールド上は危険ですので、安全な場所に移してから応急処置を行いましょう。移動中は細心の注意をはらい、状態の悪化をしないように気を付けなければいけません。
「R」 安静(Rest)
プレーを中止して休ませ安静にします。「突き指したけれど手は使わずにプレーします!」なんていうのはNGです。患部は使わなかったとしても、運動を続けると全身の血液循環が良くなり、症状の悪化につながります。まずはプレーから外れ安静にしましょう。
「I」 冷却(Ice)
患部を冷やすことを「アイシング」と言い、患部周辺の温度を下げて血流量を減らし、内出血や腫れを抑える効果があります。筋緊張や痛みの緩和も期待できます。
アイシングには氷袋やジェル状のパック、冷たい水の入ったバケツなどを使って患部をしっかり冷やしてください。シップやコールドスプレーだと冷感は得られますが、患部をしっかり冷やす効果はないのでオススメ出来ません。
アイシング時間は15~20分もしくは感覚がなくなってきた頃合いを目安にします。その後しばらく間を空けて再びアイシングを行ってください。これを2、3回繰り返します。
アイシングは少しやった程度だと、逆に血行が良くなり症状が悪化する可能性がありますので、しっかり時間をかけておこなうようにしましょう!
- 患部を冷やす→アイシング
- 氷嚢、氷袋、ジェル状のパック、冷水入りバケツなどでおこなう
- 湿布やコールドスプレーは適さない
- 15~20分を目安にして、少し休憩する。これを2、3回繰り返す
「C」 圧迫(Compression)
包帯やテーピングなどで患部を圧迫固定し、出血による腫れを抑える効果があります。固定することで安静の効果を高めることもできます。
しかし強く巻いて圧迫すればいいというわけではありません。必要以上の圧迫や緊縛は循環障害によるうっ血を作ってしまうので、圧迫後には痺れがないか、感覚はあるかなどのチェックを行ってください。
「E」 挙上(Elevation)
患部を心臓よりも高い位置に挙げて患部への血液供給量を減少させ、腫れを軽減させるのに効果的です。
腕や手のケガだったら三角巾やタオルなどで首から腕を吊るして心臓より高くして、下肢のケガだったら横になり、イスやクッションなどで挙上すると安全に心臓より高くあげることができます。
「S」 安定・固定(Stabilization/Support)
安静「R」や圧迫「C」と合わせて行う処置です。患部を固定して安定させることで、痛みや腫れを抑えて組織修復を促します。骨折や脱臼になると安定と固定を行うだけで痛みはかなり抑えられます。
骨折や軟部組織損傷は折れた骨同士、切れた組織同士がくっついていないと再修復が行われないので、必要不可欠な処置になります。
腕や手のケガだったら三角巾やタオル、包帯やバンドなどで患部がグラつかないよう体幹に近づけることで安定しますし下肢でしたら松葉杖や添え木などで安定させて、重力で下に落ちないように固定させることが重要です。
あまり長時間の固定は、関節がかたまってしまう関節拘縮や筋力低下を引き起こすので注意してください。
当院でのスポーツ障害の治療方法
特にスポーツ選手への施術は、患部のみの治療ではなく全身の運動連鎖も考えたアスレティックリハビリテーションが必要になってきます。
例えば、足関節を捻挫した患者さんが「足関節の痛みはなくなりました」とおっしゃっても、治ったとは言えません。関節可動域、バランス能力、関連する筋の筋力低下などが改善されていなくても、とりあえず痛みを消すことはできてしまうからです。
スポーツ障害の原因は体の使い方に問題があることがほとんどなので、そこが改善されていないとケガの再発や重症化、さらには痛くなかった所も痛くなってくることも考えられます。
当院ではトレーニングスペースやプロアスリートも使用している先進機器を導入しておりますので、アスレティックリハビリテーションはお任せください!
リハビリや運動ができるスペースも確保しています!
学生スポーツ選手の場合、
「ケガだとレギュラーを外されてしまう」
「練習に参加できないと不安」
という声をよく聞きますが、痛みが出る内容の運動は避けるようにすれば練習に参加することも可能な場合が多いです。しかし状態によっては休養が必要な場合もあります。「休養も大事なトレーニング」と考えて、無理をしないことも時には必要です。
痛みが減ってきてリハビリをするようになっても、不安はまだ消えません。
「痛みが消えたら徐々に復帰していいよ」
「無理のない範囲でやっていいよ」
こんなことを言われたことはありませんか?
徐々にってどれくらい?
無理のない範囲ってどこまで?
と戸惑ってしまいますよね。当院では個人院の強みとして一人一人状態をしっかりと把握してリハビリメニューのご提案もいたします。必要であれば監督さんやコーチさんへの症状説明も行わせていただきます。
- 学生スポーツ中で練習をなるべく休まず、治療も続けたい!
- ケガの状態やリハビリの内容などを監督さんやコーチさんにうまく説明できない
- プロアスリートも使っている機器を体験してみたい!
以上のようなお悩みを持つお子様がいらっしゃる親御様は、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。
一生のうち数年しかできない学生スポーツを悔いなく楽しむためのお手伝いを、ぜひ当院にさせてください!
ここまで読んで興味を持っていただけた方が気軽に施術を受けれるよう、
月5名様限定で初回割引をご用意させて頂きました。この機会にぜひ当院のスポーツコンディションを整える施術を体験してみてください!